最初に言いますけど、今回は話が長くなります。
昨年秋の
曽谷貝塚にて話をした気の良いおばさんパンチ?から教えてもらった、近くにスカイツリーと富士山が一緒に見える場所があると聞いたので行ってまいりました。残念ながらこの日は富士山は見えなかったです。しかしそんな事では負けません。今、この状況を少しでもうまく撮ろうと、いつもの無意味な格闘が始まります。と言いながらスカイツリーは少し傾いて写っています。ここは知るひとぞ知る場所なようで、狭い空間にかなりの人がいました。おもに地元の人のようで皆さん和気藹々としていました。そして写真が趣味のお父さんたちもいて、私のカメラこねくり回しに興味津々です。絞り、シャッタースピード、コントラスト、ホワイトバランス、iso、フイルムモードなどいじれる部分は全ていじってハイペースでとりまくる私の後ろに立って皆さんで見ています。何故か写真を全然知らないお母さんも熱心に見ています。
さすが人生の経験値が違う方々で、とても誉め上手です。ならばこう撮ればこうなります。と調子にのるこのばか者がいました。私は遠慮がちですが結構饒舌です。
そろそろ夕日が薄れて、夜景っぽくなってきました。普通に撮ればこうですが、
そんな風には撮りません。ここは無意味に派手にします。この頃にお父さんたちは家に帰っていきました。そして一人残ったお母さんと一時間ほど話をしました。とても品のある明るい方でした。色々な話が楽しい思い出として残っていますが、ご主人の事をとても信頼されていました。話し方が上品で明るいのでつい聞いてしまいます。いわく趣味で絵画をされていて、才能があるのに欲が無いのだそうです。私はそうですね、人を押しのけても図々しくなければ世には出れませんね。と言いました。そして決めの言葉です。あなたとそっくりですよ。いやこれは痛い所をつかれました。さすが人生の大先輩でありました。いわく世に出る人は下手でも前出る人で、自分はだめだからと遠慮をしていてはいけないのだと。人の意見は聞かないで生きて来ましたが、この偶然に出合ったお母さんの言葉には鞭が入りました。かといって私には才能はないですけど、努力はします。
私の人生では考えられない、ありがた指摘をうけてお母さんは家路に着きました。そこからはいつもの一人の世界です。
アイリンクタウンです。あまりよく撮れていませんね。
スカイツリーとアイリンクタウンを一緒と撮ろうとすると下の小学校の光が強すぎてこれもだめでした。
アップにして東京タワーとスカイツリーと東京都心部なんですけどこれもバランスが悪いです。
本八幡のほうは少しましか?
今回はいささかうぬぼれが入っていて恥ずかしいですが、どうか軽く見てください。
偶然に行き当たった出会いも旅の楽しみであります。